6年前の10月初旬、面接以来先生とのご対面。当医院で待ち合わせ。
「よろしくお願いします」と挨拶をしつつ、診療室内を見るとなんとまだ床がない!!ではありませんか!!予定の開業日には間に合わないとかなんとか。
さらに、病院の開業2週間程前から、院内の掃除を始めるも、器具一式がこない。何もすることがなくなんだか間がもたない。
この期間中先生は、業者さんとバタバタ。もろもろの事件発生。
さあ開業当日。お花はたくさんたくさん届き、業者さん、工事の業者さんは多勢いらっしゃるも、患者さんは・・・。
半年位は1日10人未満の来院数。“今日何をする?”と云いつつ空を見上げ、“ひまね”とつぶやく。こうやって四季を楽しむといった生活が続く。
午前中ずっと1人の患者さんと、人生の話をしていて涙される方もたくさんいらしゃったなぁ・・・。
いろいろな人生経験をお聞きしながら、やはり歯肉とストレスとは、大きな関係性があるものだ、と改めて勉強させていただいた。
それまでの私は、治す事に集中しすぎて、余裕がなかった。
ブラッシングの重要性ばかりを皆さんに伝えていたと思う。
今思えば、向いていた方向が違っていた様ではずかしい。
お世話になったこの愛する大熊歯科を、体調の都合により今年12月いっぱいで卒業する事とした。
体が資本とは、良く云ったものです。
皆様もお体には十分留意され、くれぐれも調子の悪い時には無理されません様に。
そして大熊歯科をよろしくお願いします。
最後に大熊先生ご夫婦、スタッフの皆さん関係者の皆様、大変お世話になりました。
歳谷信子